2013/03/12

漫画感想)よつばと!(12)/あずまきよひこ

失礼な話、『なんでこんなに面白いんだろうなぁ』って思っちゃうことも偶にあります。非日常な出来事は一つも起こらないのに、この上なく楽しく幸せな日常(あ、それって非日常か)が続く幸せマンガ、最新刊のご紹介。


ネタバレ無し。


最初の頃は本当に元気だけが取り柄だったよつばですが、最近ホントに成長著しくなってきましたね。10巻ではホットケーキを焼いたり11巻ではカメラマンになったりしてきましたが、12巻では蝶結びを覚えたりアナログ時計をちょっとだけ読めるようになったり、カレーを作ったり。
蝶結びの先生はとらこ
時計はとーちゃん
もちろん、失敗もありますけどね!

バランスボールで懲りて嘘はつかないよつば
これはこれで成長ってことで。

蝶結びもアナログ時計も苦手だったなー、と自身の体験を振り返ってみたりします。よつばと読まない限り思い出さない記憶だった気がする。大げさ過ぎる。

とっくに小学生ではない多くの読者が、自身の記憶を刺激される点はよつばと!の面白さの根幹要素の一つでしょう。
端的にまとめてしまえば『こんな子供時代過ごしたかったなコンチキショー』ってことなんですけど。

よつばの周りにいる大人達、もとい年長者達(恵那やみうらも含む)がみーんな、よつばと同じ目線で関わってくれるのが素敵ですよね。

謎テンション。(この人は普段からこうなのかも…)
年中行事を一緒になって楽しんだり、キャンプにいって遊んだり。その中に、必ずよつばを混ぜてくれています。
それも『よつばの相手をしてあげる為に』やってくれているという感じはなく、『よつばが居ることで自分達もより楽しめるから』そうしてるって感じ。
それこそ四葉の、周りを幸せにする力ってやつなのかな。無敵ですねー。

風香としまうーはよつばを便利に使い過ぎですが(⇒)、今回は出番がやや少なくて風香好きとしてはちょこっと残念。まぁ今回も迷言が飛び出してたので満足しておきます。クールジャパーン

出番で思い出しましたが、この巻あさぎの出番が殆どありません。わずか2ページの登場。
あさぎファンの方は残念。っていうかジャンボ、無念。。。

三姉妹で言えば今回は完全に恵那回ですね。ぺろぺろ
キャンプの最中に服が汚れたことを気にするなど、以前から顕著だったオシャレに敏感(?)な一面を覗かせています。

キャンプ先で冷えてくるかも知れないと言われた時。他のメンバーは上着を羽織るだけなんですが、恵那だけはそれに加えてわざわざ短パンからスカートにチェンジしています。
短パンの上から履いたわけではないでしょうから、着替えてるんだよなコレ…。ちなみに料理中に油が跳ねて汚れてしまったのは上半身に着ていたパーカーで、何故下を替えたのかは謎。
あえて言うなら、そこに居たのは…。


やんだ。
え、やんだ?コイツが居たから着替えたとかそういうオチだったらどうしよう。自分で思いついといて何だけどそれは困る!(何がだ)
恵那の無意識に芽生える女性としての本能!(妄想です)

確かやんだと恵那達は初対面で、ある程度緊張はしていて当たり前だと思うんです。というか普通に溶け込めるやんだ凄えよ。どんだけリア充なんだよ。

結局ゆずってあげるんだけどね
大人げないというか子供っぽいというか、そういう所は子供から見ても気安いんでしょうか。
つっても小学生の女子ですよ。警戒心も強そうだけどなぁ。やんだがこんなに馴れ馴れしい感じで某モデル兼中学生の女子と遭遇したら容赦なく防犯ブザー鳴らされそうなんだけど。


(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』シリーズに登場する新垣あやせのことですね)

それにしてもやんだ、マジで馴れ馴れしい。みうらはお金持ちのお嬢様だぞ?

そんな感じであっという間に12巻も終了してしまいました。早いわー。既に何度も読んでますけど。
よつばの友達がどんどん増えて、よつばの友達同士も仲良くなって、沢山の楽しいことに囲まれるこの子は本当に嬉しそうで、見ていて幸せな気持ちになります。
個人的には『よつばが友達を失う話』みたいな展開をとても怖れていて、でもそれって子供の成長に必要で大事なイベントでもあるしなぁ、とジレンマを感じたりしています。
例えばやんだが仕事で海外に行っちゃうとか………いや、コイツなら良いか

あとこの巻で個人的に印象的だったのは、みうらのかーちゃんが意外と胸でかくてエロス、と気付いた点でした。これまでどうして気付かなかったのだろう。
画像は貼ってあげない。




※本投稿中にある漫画の画像は全て『よつばと!』12巻からの引用であり、著作権は元の著者のものです。












2 件のコメント:

  1. やんだが今途中退場すると割りとガチで漫画の人気結構落ちると思いますけどね。こいつが出てくる回は基本的に傑出してどの回も面白いですしよつばの天敵という特異なポジションのキャラゆえ他キャラよりも色々おいしい役回りですから。みんなよつばには気を使いまくりなのにやんだだけはゴーイングマイウェイで我を貫いてるからこそ逆にフランクな感じがして自分は一番見てて面白いキャラだなと思ってます。そういう良い意味での適当さが恵那やみうらとも初対面から即打ち解けた要因じゃないのかなと。
    よつばをいつもの気安さで敢えて図々しく接して立ち直らせた11巻や笑わすために即油性を選んだ漢気といいやんだは相当コミュ力高いでしょうね。

    真面目な黒髪美少女とやんちゃなひねくれパツキン(?)社会人
    ・・・俺は大好きな組み合わせです!

    まぁ一番見たいのはあさぎとやんだなんですがw
    よつば以外でキャラパワー凄まじいなって思うのがその2人なんでいつか絡みが見たいですね。

    返信削除
  2. コメントありがとーございます。
    「やんだは居なくてもいいや」は流石に冗談ですよー、面白いし好きなキャラでもあります。
    ただもしも恵那がやんだのことをそういう目で見ているなら即爆発しろと(略)

    あさぎとやんだの絡みはまだないですね、出会ったらどうなるんでしょう?
    書いてくれた通り二人ともパワーあるしマイウェイなので衝突しちゃうかも知れませんが、
    誰かをからかうとか笑わすといった目的があれば一致団結してすごいことになりそうですねw

    返信削除

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...