2011/11/10

書籍の自炊)スキャンまでの作業を画像多めで

タイトル通り。

本日の内容はスキャン前の分解と裁断、主に分解の手順を紹介します。色んな流儀があるらしいですが僕は手で裂くタイプです。

本好きの方にとってはグロテスクに感じられるかも知れない画像が多数ありますのでご注意あれ。


普段自炊をする時は、自炊したいと思う同じような形状の本をある程度ためておいて一気にやる(その方が効率が段違いに良い)のですが、今回は撮影もあって一冊だけ。

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この本についての感想はいずれまた。まぁとっておく価値があると判断したから自炊するのですが。





フルカラーのカバーを外すとこんな感じ。
割とよく見かける、厚紙で覆ってあるタイプの製本です。

ちなみにカバーの方は省略します。
好みによってやり方が千差万別なので。


表紙をめくると、裏側にオレンジ色の厚紙が貼ってあり、そのまま最初のページの端っこにだけ糊づけされていました。

漫画本なんかだとこの紙にもイラストがあったりして苦労させられますが、こうした実用書の場合はほぼ問題ありません。


状況確認が終わった所で、著者の方には申し訳ないような悪魔の所業を開始します。

人によってはまず、アイロンの熱等で糊を溶かす工程を挟むらしいのですが…

えい。

ページの方を裂いてしまわないように気を使いつつ、さりとて結局は指の力だけを用いて、糊付け部分を剥がします。

多分、大切なのは思い切り。








多少ビリビリになっても、後で切り落とす部分なので大丈夫!


べりっと。

この状態を「三枚におろした」と呼ぶとかどうとか。(→)






三枚におろせたら、大型の裁断機の場合はそのまま裁断できるので、分解作業はここまでで終了。
しかしそんなデカい裁断機はちょっと値が張るので、もう少しお手頃価格のディスクカッターで裁断しています。この場合、さらに小さく分解してやる必要があります。

ことさら大きめの画像で。ここの背表紙部分に見える薄黄色っぽい帯が糊です。
本の真ん中あたりをえいやと力をこめて開くと、
その隙間にも糊の帯を見る事ができます。ここを切り開いて行きます。

糊の強度は概ね本の大きさに比例するようで、単行本サイズなら手で糊を裂く事ができますが、このサイズだと結構きついので…

カッターで切れ目を入れて、

(下までカッターで切り開いても構いませんが、手で裂いた方が小さな紙クズが出ないです)
そぉい!

切り開いたものの、裁断機に入らなければ仕方がないので、さらに細かくしてやる必要があります。


うちの裁断機。

中央の黄緑色部分が紙を抑える部分で、この下に紙束を挟み込みます。
そして黒いグリップを上下に動かす事でスパッと行きます。
側面から。隙間は1cmには満たない程。



やっと挟まってくれたの図
今回の本は、8分割してやっと入ってくれました。ページ数にして約70、枚数にすると35枚くらい。この種の本は紙がぶ厚いので仕方ありません。

ちなみに一般的な週刊少年誌のコミックスの場合は、3分割すれば裁断可能です。











最後に、裁断機の左側にあるアジャスターで切り落とす幅を調整します。一番気を使う所かも。


黒い縦長の部分がアジャスター。左右に動きます。

紙を抑えているパーツの右端のラインでカットされます。






カット幅が広過ぎると、書籍の内容まで切り落としてしまいます。
(特に見開きの多い漫画なんて申し訳なさに溜め息が出ます。どう頑張っても絵をカットしてしまうからです)

逆にカット幅が狭すぎると、裁断後の紙束に糊が残ってしまい、紙はくっついたまま。見た目以上に糊は湿潤しているものです。紙がひっついた状態のままだと、当然スキャン時に問題が起こります。

カット後によく紙束をはくる事で、多少問題は軽減されますが、やはり少し広めにカットした方が安定します。

セットが済めば、後はザクザクと切っていくだけです。この時アジャスターを動かさないよう注意します。
動かしてしまうとスキャナに読ませる原稿の幅がまちまちになってしまいます。

この後はスキャンを行いますが、ScanSnapさんにお願いするだけなので省略します。

スキャン待ちの時間は、次の本の分解と裁断に充てます。よっぽど薄い本でない限りは、分解と裁断の方がスキャンより先に終わります。



お疲れ様でした。

最後に
理屈としては「自分でお金を出して買った本をどう扱おうとこっちの勝手だ」と言えなくもありませんが、こうした扱いそのものもネットでの公開も、著者の方からすれば不愉快に感じられる事と思います。
深くお詫び申し上げると共に、本書が僕にとって非常によい教科書であったと広める事でご容赦頂ければと存じます。


裁断対象



ディスクカッター



スキャナ



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